「模範となる棋士目指す」 釜石出身 小山四段 昇級し意気込み
岩手県初の将棋プロ棋士である釜石市出身の小山怜央四段(31)=東京都=は22日、県庁に達増拓也知事を表敬訪問し、昇級を報告するとともに、今後へ向けて「人として模範になるような棋士を目指したい」と意気込みを語った。 小山四段は1993年生まれ。県立釜石高校、県立大を卒業し、就職を機に首都圏へ。2023年4月に日本将棋連盟の棋士編入試験を経てプロ入りし、戦後初めて棋士養成機関「奨励会」を経ずにプロの棋士となった。 今年7月のNHK杯トーナメント戦で谷川浩司十七世永世名人と対局して勝利。それまでの直近30局の勝率を6割5分以上とし、フリークラスからC級2組へ昇級を果たした。