Ｊ２清水エスパルスは１７日、勝てば昇格が決まるホーム・山形戦（２０日）に向け三保で一部非公開調整した。切り札として期待されるＭＦ矢島慎也（３０）が２戦連発で敵将の渡辺晋監督（５１）をうならせる。 前節の水戸戦で後半３７分に同点弾を決めるなど今季６得点中４点を途中出場でマーク。「大事なところで決められる選手になりたい」の言葉通り“必殺仕事人”として苦しい時間帯に流れを変える構えだ。ベンチスタートが続くが、サイドやボランチなどマルチにこなしチームをサポート。秋葉忠宏監督（４９）も「こんな頼もしい選手はいない」と絶大な信頼を寄せる。 渡辺監督には１８年に仙台で師事。「なべさんのやりたいことがはまると選手も気持ち良くやれる監督だった」。３月のアウェー戦は欠場しており久しぶりの再会で成長した姿を見せるつもりだ。クラブはこの日、チケット完売を発表。「常に平常心」がモットーの男がオレンジに染まる本拠で輝く。（武藤 瑞基）
報知新聞社
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