18年で5300万貯めた、37歳元工場勤務員の「給料観」ーー高収入の仕事に就かなくても愚直に稼ぐ方法
■プライドを捨てて愚直に稼ぐことが大事 2021年に工場を退職して、現在はYouTubeを中心とした生活を送っている。YouTubeをはじめとする事業収入で約700万円の年収がある(※投資の含み益を除く)。だいぶ高収入となったが、年収が増えても、家賃を含む毎月の支出に変化はない。 「本当は5000万くらい貯金してから、サイドFIREのような感じで工場を辞めるつもりでした。ですが、できない人に怒鳴り散らす上司のパワハラやモラハラが横行している現場を見て、ストレスの限界が来て辞めました。この環境でこれ以上働き続けられないなと。
元々、いい会社に入って定年まで働く人生を歩める気がまったくなかったし、諦めていたところはあります。自分の性格やスキル、職歴を考えると、収入の高いところに就職するよりも、とにかくお金を貯めることでしか生きていく道はないと考えていました」 かおるさんの話を聞いていると「いい意味でプライドがない」と感じる。社会的地位や人からどう見られるかの“見栄”にどうしても人はこだわってしまうものだ。けれども、かおるさんはそういったものに流されないからこそ、自分基準で物事を判断できるし、自分ができないことに対する気持ちの切り替えが素早い。それが節約や貯金にもつながっているようだ。
「もちろん能力がある人はプライドを持ってやればいいと思います。能力がないと思う人は早めにプライドなんて捨てて、愚直に稼ぐことが大事なのかなと」 【かおるさん 1カ月の生活費内訳】 ・家賃(駐車場代含む):5万3000円 ・水道光熱費:1万5000円~2万円 ・食費:2万~3万円 ・通信費(Wi-Fiと格安SIM):約5000円 ・日用品、娯楽費:約7000円 ・車関連費:約7000円 計 約11万~12万円
※年間の貯蓄額は約200万円強(臨時収入額によって変動あり) ※年収420万円時代と現在700万円とで支出に変化なし (構成:横田ちえ)
くらま :倹者の流儀/節約系ユーチューバー