【からつボート(モーニング)企業杯】野田昇吾 勝負の世界は変わっても変わらないプロ意識
<10日・からつボート・前検日> 野田昇吾はかつて、プロ野球の西武で中継ぎ左腕として活躍。球界から艇界へと主戦場を移し、まもなく2年の時が過ぎようとしている。 「野球と違って、舟を操るという点で大変です。自分の体じゃないので、なかなか思ったようにいかないですね」と水の上での戦いにはまだ苦戦している様子。それでも「調整面とか、細かいところで何をすればいいのか分かってきました」とレベルアップへ、光は差し込んできている。「正直、もっとやれると思っていました。でもポジティブに、楽しみながら頑張ります」。現状をしっかりと受け止めて、前だけを見つめるその目は力感たっぷりだ。 「期待していただいているファンのためにも、なるべく早く、ひとつでも多く舟券に貢献できるようにという気持ちで頑張ります」。異色の経歴だけに、回りからの注目度が高いのは当然。それでも西武時代に再三のピンチを乗り越え、鍛え抜かれたメンタルは必ずこの世界でも生かされるはずだ。一球入魂から一走入魂へ。気持ちのこもった走りを初日から披露する。