世界遺産活用のまちづくり 高校生らがアイデア競うプレゼン 群馬・富岡市
世界遺産・富岡製糸場を活用した地域活性化に向け、高校生などがアイデアを競うプレゼン大会が群馬県富岡市で開かれました。 この「富岡まちづくりアワード」は、世界遺産登録10周年を迎えた富岡製糸場を中心に甘楽・富岡地域の活性化を考えようと、富岡市に本店を置く「しののめ信用金庫」が企画したものです。 4日には、事前の書類審査を通過した富岡高校や農大二高の生徒など学生部門から10組、地域の企業に勤務する人などビジネス部門から10組のあわせて20組が榎本市長らが審査員を務める決勝プレゼンに臨みました。 このうち学生部門では、空き家問題の解決と観光客の滞在時間を伸ばすための取り組みとして、空き家を民泊やカフェに改装するなどのアイデアが紹介されました。また製糸場がフランス人技師を招いたことなどにちなみ、市街地のブロック塀をカラフルに彩り、フランスの街角のような雰囲気にして魅力を高めるなどのアイデアも発表されました。 なお審査の結果、学生部門は富岡実業高校の佐藤愛莉さんと関椛さんが、ビジネス部門は、日本大学の山村みなみさんらのチームが最優秀賞に選ばれました。