後半だけで8得点!大会23連覇中の王者・青森山田が実力を見せつけてベスト4
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選の準々決勝、青森山田vs弘前実の試合が1日、新青森県総合運動公園球技場(天然芝)で行われた。 【フォトギャラリー】青森山田 vs 弘前実 前半5分、左サイドでフリーキックを得た青森山田。14川口遼己のファーへのクロスを6山口元幹が中央に折り返し、そのボールに15石川大也が合わせて青森山田が先制する。さらに16分には見事なパスワークから得点を奪うが、これはオフサイドの判定で追加点を奪えない。 弘前実業はボールを支配されながらも奪ったらショートカウンターを仕掛けるが、フィニッシュに持っていくことができず、守備の時間が続く。 青森山田は、31分には10谷川勇獅の強烈なミドルシュートもクロスバーに弾かれる。その他にも決定機をいくつも作るが、弘前実業GK岩崎歩の好セーブもあり、前半は1-0で終了。 後半に入っても青森山田がゲームを支配し、ハーフタイムで正木昌宣監督の檄を受けた選手たちが躍動する。 後半2分、右サイドでボールを受けた21浅野瑠唯がクロス。このボールを川口遼己がゴール前でキープし、20長谷川滉亮にラストパス。これを長谷川が落ち着いてゴールに流し込み、青森山田が追加点を奪う。その1分後には石川大也が左サイドのクロスに頭で合わせて3点目。これで完全に勢いに乗った青森山田は得点を重ね、後半だけで8得点を挙げる。 弘前実業は我慢強くブロックを引いて1点を奪いにいくが、最後まで青森山田守備陣を崩すことができず無得点。 終わってみれば9-0と、今大会23連覇中の王者・青森山田が実力を見せつけてベスト4進出を果たした。 勝利した青森山田高校は2日、 カクヒログループアスレチックスタジアム(天然芝)で11時から三本木農業恵拓高校と準決勝を戦う。 (文・写真=AOMORI GOAL)