【30代のリアルな財政事情】美容代は実質0円! レビューやポイ活を駆使
4.結婚前は浪費家だった夫も、A子さんと一緒にいて自然と貯金体質に
マネーリテラシーの高い生活を送るA子さん。彼女のライフスタイルにいちばん感化されたのは、パートナーだそう。 「夫は年収1000万円以上稼いでいるのですが、気前よく使ってしまうタイプ。飲み代や交際費にお金をかなり使っていて、私より3歳年上なのに貯金がものすごく少なかったんです。結婚前にお金について正直に話し合い、『これからは、私が彼を貯金体質に改造する!』と決意。 まずは、使っているお金を把握してもらうために、家計簿アプリをインストールさせました。実は重要なのが、レシートを読み込ませれば自動で振り分けてくれるアプリではなく、手入力で管理するタイプのアプリにすること。自分で打ち込むことで、何にいくらお金を使っているか、感覚で身につくんです。 その結果、1ヵ月くらいで浪費癖が改善しはじめ、今では私のライフスタイルに合わせてくれるように。独身時代は男同士で飲んだあと、少しだけ年下の後輩にタクシー代まで渡すような人だったのが、スーパーで『卵って本当に高くなったよね~』と言うぐらい地に足が着いた金銭感覚が芽生えてきました」
5.友達との旅行や結婚式など、経験になるものにはお金をかけたい!
節約ばかりではなく、使うのも上手なのがA子さんの特徴。 「ベースは質素な生活ですが、ここぞというときはしっかりお金をつかうことにしています。例えば、女友達と旅行が大好きで、そこはお金を惜しみません。もちろん割引キャンペーンなどは駆使していますが、もし3人のうち1人が当選したら、その金額を3人で割るなど、不平等感が出ないように調整。結婚式を控えているのですが、式場や準備にかけるお金も必要な部分とそうでないところを見極めて、かけたいところにはお金をかけています」 取材・文/石井絵里