「ラヤは猫のようだった。勝ちを狙ったが…」アーセナルとのドローにアタランタ指揮官
アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が19日、チャンピオンズリーグ(CL)のアーセナルとの初戦を終えて、試合を振り返った。イタリアメディア『スカイスポーツ』などが伝えている。 昨シーズンのヨーロッパリーグ覇者アタランタは19日、CLの初戦で日本代表DF冨安健洋の所属するアーセナルとホームで対戦。51分にPKのチャンスを得たものの、マテオ・レテギが失敗し、そのままスコアレスドローに終わった。ガスペリーニ監督が自身の見解を示した。 「(ミケル)アルテタとは、健闘を称え合った。アーセナルのことは、深く尊敬している。コンパクトで難しい対戦相手だ。終盤、相手に疲労が見えてスコアに満足しているようだったので、勝ちにいこうと狙った。だが、相手は防御を固めていて、我々には勝つために予測不能なプレーが足りなかった。しかし今日、次にアーセナルのような相手と再び対戦した時のためのヒントを学び取ることができた」 「これまで、セットプレーでかなりハンデを負っていて、このチームのアキレス腱になっていたが、修正できることは分かっていた。守備面自体は、これまでも、それほど悪くなかったように思う。しかし今日は、FW勢も、(マルテン)デ・ローンやエデルソンも、レベルを引き上げることができた。素晴らしかった」 アタランタ指揮官は、51分のレテギのPK失敗に言及して好機を逃したことを惜しんだ一方、アーセナルGKダビド・ラヤに賛辞を贈った。 「あの時点で時間はかなり残っていたが、リードしていれば大きかった。だがレベルの高い相手に、重要なパフォーマンスを見せることができたことは満足するべきだ。ラヤはまるで猫のようだった。PKよりも、その後のセーブがみごとだった。レテギのことは残念だ。プレーへの参加や守備面、パーソナリティの面で、これまでで最高の試合をしていた。ゴールが決まっていれば、彼にふさわしいご褒美になっていたはずだった」