【福岡ボート G1福岡チャンピオンカップ】関浩哉 55号機のパワー引き出してカド一撃なるか
ボートレース福岡の開設71周年記念「G1福岡チャンピオンカップ」は4日間の予選が終了。5日目10~12Rで準優勝戦が行われる。 準優勝戦の好配使者として関浩哉(30=群馬)が気になる。今節組む55号機は機歴的に中堅級だが、明らかに2連対率を超えるパワーを引き出せている。 今年は3月19日の江戸川、7月10日の地元・桐生と一般戦で2V。さらには1月14日の大村BBCトーナメントと9月23日の桐生ヤングダービーとプレミアムG1で2Vを挙げた。また6月4日の戸田68周年(3着)、10月11日の桐生68周年(6着)、11月5日の多摩川70周年(2着)とG1でも3回の優勝戦進出を数え、SGでも10月27日の戸田ダービーで6強入りして5着。これらの活躍で獲得賞金12位となり、初のSGグランプリ(17~22日、住之江)出場を決めている。 特に前期後半の加速ぶりには目が見張るものがあったが「リズムはいい時も悪い時もありますよ」。冷静な表情を変えることはない。 それでも「G1、SGではなかなか自分のレースをさせてもらえない。乗り心地を良くしても勝ち切れないレースが多くなります。だから直線を3分の1でも人より良くすることが自分のレースのしやすさにつながっています。ここ何年かは足を意識してやっています」と語る。これが躍進の秘けつのようだ。 「グランプリ前で今節は気持ちを入れて来ています」とも付け加えた。攻撃力増強中のGP戦士から目が離せない。セミファイナルは4号艇の12Rに登場。枠なり4コースからのカド一撃も見込めるだけに大いに楽しみだ。