児童手当制度はどのように変わったのでしょうか? 子育て世帯が注意すべきポイントはありますか?
新しい児童手当で覚えておきたいポイント
新しい児童手当について、まず覚えておきたいことは、「今年の10月分(12月支給分)から適用される」ということです。筆者も「児童手当制度の改正はいつから始まるのですか?」と聞かれることがありますが、現在子育て中の世帯にとっては、関心の高いことではないでしょうか。 さらに重要なことは、「高校生まで児童手当の支給が延長される」という点です。高校の3年間は、子どもが大学などの高等教育機関に進学する前の段階です。この3年間で新たに36万円が支給されるわけですから、現行と比べると大きな金額といえます。 また、「支給回数が年2回、偶数月に支給される」という点も、覚えておくとよいかもしれません。現行の制度で慣れている子育て世帯は「年3回、2月・6月・10月に支給される」と思っている場合が多いため、新しい制度が始まると、家計管理の感覚に、少し違和感が生じるかもしれないからです。
まとめ
今回は、新しく始まる児童手当について、かなり簡潔にまとめました。法律用語や専門用語はなるべく避け、変更点が伝わるように整理してみました。なぜならば、児童手当は子育て世帯にとって重要な制度の一つであるからです。 「こども基本法」ができたこともあり、今後ますます、子ども・子育て施策は変化していくことが考えられます。子どもに関係する制度はたくさん用意されていますが、新たな制度も含めて知っておくと、人生に役立つのではないでしょうか。 出典 こども家庭庁 児童手当制度のご案内 執筆者:重定賢治 ファイナンシャル・プランナー(CFP)
ファイナンシャルフィールド編集部