パリ五輪の警備に“改善”の兆し? 「ちゃんとリュックの中身も見てる!」「でも内ポケットは見ない」「警官はなぜか高確率で日陰にいる」…閉会式は大丈夫? パリ在住記者が見た“変化と実態”
セーヌ川での開会式、日本人のメダルラッシュなど連日話題のパリ五輪。 一方で、高速鉄道TGVが複数の路線で放火されるなど、警備の不安を指摘する声もある。 【映像】パリの“ザル警備”が改善? 実態は? 日本時間7月30日、ANNパリ支局の神志那諒支局長も開会式直後に「手荷物検査はリュックを“開けるだけ”で中身のチェックはなし」「金属探知機は明らかに作動していない」など警備上のリスクを指摘していた。 そんな中、いよいよ日本時間12日午前4時から閉会式が始まる。警備に改善は見られるのだろうか? 神志那支局長は「8日に競技場の様子を見に行ったところ、警備が少し厳重になっていた。ウィーンで8日から予定されていたテイラー・スウィフトさんのコンサートが、テロ計画発覚のため中止になったばかりでその影響もあるのでは」と説明した。 「荷物検査が警官と民間警備員で2回行われた。さらに前回の改善点として、リュックは“開けるだけ”ではなく中身まで見られた。しかし、内ポケットまでは確認されなかった…これでは、解体できる凶器であれば容易に持ち込めてしまう。さらに、フランスの警官は出張で来ている方が多いためか高確率で“おしゃべり”をしており、日なたではなくなぜか日陰にいる姿をかなり高い割合で目にした。日差しが強く熱中症対策かもしれないが、日陰に集まっておしゃべりしている様子を見ると厳戒態勢という様子には見えない」 (ABEMA/倍速ニュース)
ABEMA TIMES編集部