「印象操作」「悪質すぎ」河野“ブービー”太郎氏を高評価した日テレ「独自分析」の“世間との乖離”にあきれる視聴者
9月27日の自民党総裁選では、1回めの投票で1位の高市早苗経済安全保障担当相と、2位の石破茂元幹事長の決選投票となり、逆転で石破氏が自民党総裁に選ばれた。石破氏は5回めの総裁選挑戦だった。 【画像あり】物議を醸す“河野太郎氏が高評価”日テレの「独自分析」 麻生派が支援する予定だった河野太郎デジタル担当相は、麻生太郎副総裁の“鶴のひと声”で、派閥所属議員が高市氏の支援にまわった影響もあってか、議員票22票、党員票8票の計30票。9人中8位に終わった。 その河野氏に関する、日本テレビ政治部の独自分析の“大外し”に、インターネット上ではあきれた声があがっている。 総裁選序盤の8月20日に放送されたニュース番組『news zero』(日本テレビ系)では、政治部長を務めた経験もある小栗泉報道局解説委員長が、推薦人20人の確保の目途が立っている5人(小泉進次郎元環境相、小林鷹之前経済安全保障担当相、林芳正官房長官、石破氏、河野氏)について、「日本テレビ政治部が『経験』『刷新感』『議員の支持』『世論の支持』『外交力』の5つの要素で、独自に分析・比較しました」として、それぞれの“手腕”について、各項目5段階で評価した。 いま話題となっているのは、そこでつけられた河野氏の評価について、全項目を4点と高評価し、こう小栗氏が解説したことだ。 「河野さんは、バランスが取れているのが強みです」 日テレ政治部による、この5人の「独自分析グラフ」は、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)でも同じ週の放送で使用されており、番組MCの宮根誠司は「河野さんは平均的に経験、外交、世論支持、議員支持、刷新感、バランスいい」と評していた。 このグラフについては、番組放送直後からX上では疑問や不信感に関する声が相次いでいた。 《河野太郎のバロメーターフィクション過ぎだろ》 《日本テレビ政治部の独自分析ってなってるけど、河野太郎の評価おかしい》 《今もなおテレビによって繰り返され続けている偏向報道や印象操作。日テレが河野太郎氏を総理にしたい願望が見え見えだよ。悪質すぎる》 政治担当記者はこう話す。 「河野さんは、前回2021年の総裁選では1回めに議員票86票、党員算定票169票の計255票を獲得し、岸田文雄候補に1票差の2位でした。しかしその後、デジタル担当相として導入を進めてきたマイナンバーカードをめぐる対応ぶりに、国民から総スカンを食らったような状態で、日テレ政治部独自分析のころには、すでに議員らからも『河野さんはないね』という声が多くあがっていましたよ。 ですから、とくに『議員の支持』と『世論の支持』がどちらとも4点と高評価というのは、かなり無理があるように見えました。そもそも議員の仲間が大勢いるなら、麻生派に頼らなくても、派閥色を消して出馬することもできたはずです。それができなかったため、麻生派を頼ったわけですから」 前回の総裁選に比べ、多くの票を河野氏は失ったのだが、総裁選後にもこの「独自分析グラフ」に異を唱える投稿がX上で続いている。 《日本テレビがゴリ押しした河野太郎さん、自民党総裁選でブービー太郎になってしまう》 石破政権でのデジタル担当相には、前回の総裁選で自身を支えた平将明氏が就任。元“子分”にも追い抜かれた河野氏の行く末はーー。
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