破綻したレッドロブスター、カムバックなるかはウォール街の料理次第
誰がオーナーになろうと、レッドロブスターには厳しい試練が待ち受ける。競争相手はダイン・ブランズ・グローバル傘下のアップルビーズだけでなく、チポトレ・メキシカン・グリルなどのファストカジュアル業界も相手にしなくてはならない。レストランコンサルタントのアーロン・アレン氏によれば、投資不足といった過去を背負うレッドロブスターはとりわけ旗色が悪い。
「店舗資産を売却してリース契約するといった各種手法により、設備投資に回す資金がない」とアレン氏は指摘。「消臭スプレーをまいて、誰も古いカーペットに気がつかないことを祈るしかない」と述べた。
全メニューを注文
一方ソーシャルメディアではファンが思い出話に花を咲かせ、レッドロブスター名物「チェダーベイ」ビスケットの話題で盛り上がっている。
ヒップホップグループ「パブリック・エネミー」のフレイヴァー・フレイブはレッドロブスターをもり立てようと、全メニューを注文したことをソーシャルメディアで明らかにした。
レッドロブスターは新しい広告にフレイヴァー・フレイブを起用。「インターネットで知った。レッドロブスターが消えるって。マジかよ。フレイヴァー・フレイブは許さない」とコマーシャルでナレーターを務めた。
原題:Red Lobster Looks to New Wall Street Savior After Woes (Correct)(抜粋)
--取材協力:Anuchit Nguyen、Jonathan Randles、Daniela Sirtori.
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Anders Melin, Eliza Ronalds-Hannon, Reshmi Basu