シングルにダブル、燃料の種類も違う? アウトドアに必須の「バーナー」の選び方とは
アウトドア活動で、キャンプファイヤーや美味しい料理を楽しむために欠かせないのがバーナー。しかし種類が多岐にわたり、どのバーナーを選べばよいか迷ってしまう方も多いはず。そこで今回は、理想のスタイルに合わせたバーナー選びのポイントをまとめました。 【写真】シングルバーナーとツーバーナーの機能的な違いを見る(全7枚)
シングルバーナーはソロキャンプの強い味方
まずご紹介したいのは、シングルバーナー。火が出る箇所が1つだけの「一口タイプ」で、軽量かつコンパクトな設計が特徴です。サイズが小さいため、ソロキャンプやツーリングキャンプでの湯沸かしや簡単な料理作りに最適ですね。 さらにシングルバーナーは「一体型」と「分離型」の2種に分けられます。一体型はガス缶を直接本体に接続し、コンロと燃料部が1つになっているタイプ。一方、分離型はホースでコンロ部分と燃料部を接続します。一体型は持ち運びのしやすさに優れ、分離型は鍋などを載せた際の安定性に長けています。
ファミリーキャンプにはツーバーナーがおすすめ
ツーバーナーは、家庭用の2口コンロと同様に2つの火元があり、料理の幅が広がるのが魅力です。風防や持ち運びに便利な持ち手がついていることが一般的で、料理のしやすさは圧倒的。サイズが大きいため、ファミリーキャンプや多人数でのキャンプに向いています。 商品によっては、薄く折りたたむことができるので持ち運びしやすいものもあり、さらにオプションや専用アクセサリが豊富に揃っている点も魅力です。例えばグリルプレートやたこ焼きプレートなど、さまざまなアクセサリを使うことで料理のバリエーションが広がりますよ。
バーナーの燃料も適材適所
バーナーの燃料は、大きく分けて「ガス」「ガソリン」「灯油」の3種類に分類できます。それぞれに特徴と適したシチュエーションがあり、ガスは扱いやすさが魅力で、軽量なため持ち運びにも便利。しかし外気温の影響を受けやすいというデメリットがあります。 ガソリンは火力が強く温度変化に強いため、冬場のキャンプにも適しています。ただし操作がやや複雑なものが多いため、初心者だと面倒に感じるかもしれません。 灯油はガス、ガソリンに比べて燃料コストが低く、自然発火もしづらいので安全性もあります。その反面、煤がつきやすいというデメリットが。しっかりと管理や手入れができるならおすすめです。 軽量で扱いやすいものから温度変化に強いものまで、様々な特徴があるバーナー。キャンプのスタイルや好みに合わせて、ぜひ自分に合ったバーナーを選んでくださいね。
野中陽平