あやしの天才では…赤ちゃんを見守る”犬猫兄さん”たちそれぞれの使命感、「ずっと変わらない関係でいて」
「妹・弟を守らなくては…」と赤ちゃんに寄り添う、そんな使命感にかられた犬や猫の行動はとても頼もしく愛らしいもの。互いの存在が、どのように成長を促しているのか? 今回はしっぽをパタパタさせることで「あやしの天才」と言われた猫のロイくん、ベビーサークルから脱走しようとする弟を監視し「中身人間では!?」と言われているトイプーのぽんたくんの行動を紹介。彼らが”守るべきもの”と認識する赤ちゃんとの関係性をあらためて振り返る。 【動画カット】ロイくんの”あやし術”に大喜びな息子さんほか、もふもふ&むちむちコンビの仲良し日常
■「存在そのものが、”あやしの天才”」息子さんのツボをおさえる見守り猫
ラグドールのロイくんが一緒に暮らす生後7ヵ月(取材時)の息子さんは、ロイくんが視界に入るだけでご機嫌に。しっぽをぱたぱたしてあやしてくれるロイくんの姿に大喜びで、その様子を撮影していたお母さんが「あやしの天才」として動画投稿すると、「天才的すぎる!!!」「色々尊い」とたくさんのコメントが寄せられた。 「あやしの天才では…」と、ロイくんの潜在能力にお母さんが気づいたきっかけは、リビングでくつろいでいたら笑い声が聞こえた時だったという。 「目を向けると動画の状態になっており、微笑ましかったので撮影しました。このような光景は、撮影時に初めて見ました」 息子さんはロイくん大好きで、近くにいてくれるだけで息子さんを笑顔にしてくれる。「ロイくんは、存在そのものが“あやしの天才”です」とお母さん。 「ロイくんを見るためによく身体を動かしているので、寝返りが上手になりました! ロイくんがいなければ、成長にもう少し時間がかかったのかと思っています」 現在は「兄弟のような関係」だというロイくんと息子さん。「ロイくんにとって息子は見守るべき存在で、息子にとっては面倒見の良いお兄ちゃんのような存在になっていると思います。ずっと変わらない関係でいてほしいです」。
■「危険をいつも察知」ベビーゲートから脱走する息子さんを必死に守るワンコ
2歳(取材時)の息子さんと同い年のトイプードル・ぽんたも、相当な弟想いのワンちゃん。普段はベビーゲートを置いているが、息子さんがゲートを突破してしまうことも。そんな時にすかさず駆け寄って制止させ、必死に危ないことを伝えるぽんたくんの様子には、「ワンチャン中に人間入ってる?!」「何だこの癒し溢れる攻防戦…」「どっちもかわいいし賢い」とコメントが寄せられた。「ぽんたは、息子の危険をいつも察知してくれる」とお母さん。 ぽんたくんがやってきたきっかけは、息子さんが産まれる前に偶然立ち寄ったペットショップで見かけたことから。「トイプードルにしては大きめの身体と困り顔の表情と可愛いしぐさに一目惚れしてしまい、連れて帰りました」。 最初は、息子さんと距離を置いていたぽんたくん。産まれて3ヵ月が経った頃から、今の兄弟のような距離感となっていった。 「私が料理などの家事を行う際に息子をベビーゲートに入れておくことが多いのですが、それを嫌がり、頻繁に柵を乗り越え脱出していました。その様子を夫に伝えるために動画を撮影していたところ、ぽんたが危険を察知して息子を守るようにブロックしてくれました。ぽんたは、日常的に息子が危ない場所に行こうとするとブロックしてくれています。息子が大きな声で泣いていると、ぽんたが飛んできて寄り添って慰めてくれることもあります」 ぽんたくんと息子さんは「兄と弟のような関係です」とお母さん。 「私も夫も手が離せない時に、ぽんたが息子のそばに居て一緒に遊んでくれるので、寂しい気持ちにならない。ぽんたが和ませてくれるので、家族全員笑顔が絶えないです。地震が起きた時も、真っ先にぽんたが息子の寝るベビーベッドに飛び込み、息子を守るように地震の揺れが収まるまで寄り添ってくれていました。新たに購入したハイタイプのベビーゲートも、親と同じ開け方で軽々突破していくので、ぽんたの出番が増えています…(笑)。驚きと感動でいっぱいの毎日です」