元屋敷大誠選手

　＜センバツ２０２０＞ 　◇豪快な長打力が魅力　元屋敷大誠選手（２年） 　長打力が魅力。チームの４番を担い、２０１９年秋の四国地区大会決勝では豪快な３点本塁打で試合を決めた。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 　甲子園は幼い頃からの夢だった。昨夏はスタンドで応援していたが「今度は自分がグラウンドに立って、スコアボードに名前を書かれたい」と気持ちを引き締めた。 　初めて４番を打ったのは昨年５月だが、当時は緊張で体がこわ張り、結果を出せなかった。しかし現チーム発足後は４番に定着。「プレッシャーの前に明徳義塾の４番で試合に出られることが誇らしくてうれしい」と笑顔で語る。 　チーム内では激しいレギュラー争いが続くが、今日も無心にバットを振る。夢舞台では流れを変える一発をスタンドにたたき込む。 　◇俊足好打の１番打者　奥野翔琉選手（２年） 　走攻守の三拍子がそろった万能プレーヤー。５０メートル走のタイムは５秒７で現チーム発足後の公式戦７盗塁はセンバツ出場校の中で６位の好成績だ。 　幼い頃から見るのもプレーするのも大好きな野球少年で明徳義塾中に進学した。当時を「毎日練習できるのがうれしかった」と振り返るほど真面目で熱心。また副主将として「（主将が）一人で抱え込まないように自分が助けたい」と責任感の強さもにじませる。 　高校２年の春に内野手から外野手に転向。かつては打撃に自信がなかったが、トレーニングに励み昨秋の公式戦で１４安打はチームトップタイ。今年の冬は上半身を鍛え、長打力を磨いている。 　目指すは悲願の初優勝。俊足好打の１番打者としてチャンスを作る。