タウンズ、古巣凱旋で32得点20リバウンドの大爆発…「ここは僕と家族の特別な場所」
12月20日(現地時間19日)、ニューヨーク・ニックスは敵地ターゲット・センターでミネソタ・ティンバーウルブズと対戦した。シーズン開幕直前の電撃トレードでニックスに加入したカール・アンソニー・タウンズにとって、初めての古巣への凱旋試合となった。 前日に「(ウルブズのファンが)自身をどう迎え入れるのかわからない」と不安を口にしていたが、試合開始前にはトリビュートビデオが流れ、選手紹介ではスタンディングオベーションが起こるなど、現地ファンからの愛情あふれる歓迎を受けたタウンズ。 試合は133-107でニックスが大勝を収めた。タウンズは32得点20リバウンドのダブルダブルを記録し、フィールドゴール成功率83.3パーセント(12本中10本成功)、3ポイントは5本中5本成功の100パーセントと驚異的な数字を残している。 凱旋試合で大暴れしたタウンズは、試合後のインタビューで「心の中で思っている言葉があるんだけど、言わないよ」と自身を放出する決断を下した古巣ウルブズに対する冗談を言い笑いを誘った。タウンズは続けて、ミネソタの地への思いを次のようにコメントしている。 「ここは、僕と家族にとってとても特別な場所なんだ。チームのみんなが、今日の試合はいつも通りの単なる1試合に過ぎないと振る舞ってくれていたんだけど、そうでないことはよくわかってる」 タウンズは2015年のドラフト全体1位指名でウルブズに入団。1年目には満票での新人王を獲得し、以降もオールスター選出を4度果たすなどミネソタでトッププレイヤーに成長した。昨シーズンはアンソニー・エドワーズ、ルディ・ゴベアらとともにチームをカンファレンス決勝まで導く活躍を見せたタウンズだが、サラリーキャップを懸念したウルブズのフロントオフィスからトレードに出された。 トレードが決定した瞬間、自身のX(旧Twitter)アカウントで「…」と投稿しやるせない思いを露わにしていたタウンズ。古巣凱旋試合での大活躍を経て、過去の思いに決別することができたのではないだろうか。シーズン中盤を迎え、ニックスでの一層の活躍が期待される。
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