ヴィクトリーナ姫路、バレーボール全日本選手権女子で初優勝 クラブ初タイトル
バレーボールの全日本選手権第5日は21日、大阪市のAsueアリーナ大阪で女子の決勝があり、ヴィクトリーナ姫路(SVリーグ5位)が3-2でSAGA久光スプリングス(同7位)に逆転勝ちし、初優勝を飾った。2016年のクラブ発足以来、初のタイトルを獲得した。 【写真】第2セット、スパイクを放つ姫路の井上 姫路は第1セット、リベロ森田のレシーブがさえて接戦に持ち込むも、終盤に離されて19-25。第2セットは一時10点差をつけられ、そこから1点差まで盛り返したが、23-25で落とした。 追い込まれた姫路は第3セット、井上、モクシーの両エースの得点で滑り出すと、中盤以降は宮部を加えた3人で得点を量産し、25-15で取り返した。第4セットは点の取り合いとなり、姫路が12-11と初めてリードを奪うと、SAGA久光の相次ぐサービスミスを生かし、25-20で制した。 最終第5セット。姫路は宮部の得点などで食らいつくと、井上のサービスエースで9-7。その後、追い付かれたが、モクシーと井上の連続アタックでマッチポイントを握り、最後は井上が決めて、9度目の優勝を目指したSAGA久光を退けた。 【ヴィクトリーナ姫路】 2016年、日本初のプロバレーボールチームとして発足。18年に前身のVリーグ2部(V2)に参戦し、翌年にV1昇格。V2に降格した昨シーズンは全勝優勝を飾り、SVリーグの参入に花を添えた。パリ五輪に出場した宮部藍梨(兵庫県尼崎市出身)、井上愛里沙が在籍する。