【2歳馬格付けチェック】牡馬4位にマスカレードボール 高い潜在能力に期待 牝馬2位にはブラウンラチェットが浮上
デイリー競馬スタッフが独断で選定する2歳馬格付けチェック。現時点で世代をリードするのはどの馬か。次回ランク入りしそうな期待馬は?ぜひ、今後の2歳戦線のご参考に。 ◇ ◇ 牡馬の1~3位は前回から変わらず、無傷2連勝でアイビーSを制したマスカレードボールが4位にランクインした。21年にはドウデュースも勝った注目度の高い一戦。次位を0秒5上回る断トツの上がり(3F33秒4)で1馬身半突き抜け、V時計も優秀だった。新馬戦では随所に若さを見せ、前走でもコーナーでモタれるなど課題はあるものの、異父姉がマスクトディーヴァという血統からも潜在能力は高い。 牝馬はアルテミスSを勝ったブラウンラチェットが2位に浮上した。センス抜群の走りで無傷2連勝。異父兄がBCクラシック3着フォーエバーヤングという血統馬で、高い素質を感じさせる。カムニャックは同レースで6着に敗退も、休み明けで完調手前だったことを踏まえれば、悲観する内容ではない。この一戦だけでは見限れず、今回は1位のままとした。 ◆番外編 牡、牝で1頭ずつピックアップしたい。東京芝千八の新馬戦を勝ったレイニングは、重賞で活躍したククナやアライバルの弟。初陣は超スローからの瞬発力勝負となり、レースの後半3Fは33秒5。それを4角8番手から悠々と差し切ったように、脚力&スケール感は相当なもの。次走に注目したい。 牝馬で気になるのはエピファネイア産駒のエリカエクスプレス。京都芝内回りのマイル戦(稍重)でV時計1分34秒7は優秀。初戦はスピードの違いで逃げ切ったが、道中でためが利けば切れそうなタイプだ。