旬の“春キャベツ”が高値 仕入れ値が倍に 小さいまま生育止まり…
日テレNEWS NNN
旬を迎えた“春キャベツ”が高値となっています。スーパーでは仕入れ値が去年の倍になり、節約にいそしむ消費者からは困惑の声が聞かれました。 ▼白菜が“衝撃価格”…ここ1か月ほどの低温が影響か 農家も「自分なら買わない」 いちごも色づき進まず…
とろとろに煮込んだ、デミグラスソースのロールキャベツを提供する東京・台東区のロールキャベツ専門店。使っているのは、その日の朝に届いたキャベツです。 お客さん 「おいしいです」 しかし…。 ロールキャベツ専門店rolls 店主 「キャベツがこんなに値上げすると思わなかったので」
通常なら、1ケース(6玉入り)1200円ほどで仕入れられるはずですが、約2週間前、倍近い値段の約2300円にまで高騰。今も高値が続いているというのです。1日に使うキャベツはおよそ20玉。欠かせない食材の値上がりに…。 ロールキャベツ専門店rolls 店主 「キャベツを使わないとお料理作れない。すごく困るところではある」
春の訪れを告げる“春キャベツ”の産地、神奈川・横須賀市では…。 キャベツ農家 「小さいです。探すのが大変」 いったい、何が起きているのでしょうか?
この時期、一番売れるという“春野菜”が…。 アキダイ 秋葉弘道社長(東京・練馬区) 「“春キャベツ”です。異常な高値が続いているなと」 先週、仕入れ値が去年の2倍ほどに跳ね上がったという“春キャベツ”。高値が続き、4月2日は1玉238円で販売されていました。 ありとあらゆるものが値上がりしている昨今。“春の味覚”まで値上がりし、買い物客は…。 買い物客 「(高値のキャベツは)あんまり買わないかな」 柔らかさと甘みがさらに増すため、生で食べるのがおいしい“春キャベツ”。東京都中央卸売市場の卸売価格も、平年に比べて約4割高値になっています。そのため、節約にいそしむお客さんが、あちらこちらにいました。 買い物客 「(1玉)100円台だと思ってたけど、200円超えていたので(買うのを)半分にした」 「毎日スープを作るので、食べますね、こういう硬いところも。ない知恵を絞ってやっています」 もったいないのでキャベツの芯などまで、余すことなく料理に使っているといいます。