【速報】斎藤知事が「失職」を選択し出直し知事選への出馬の意向固める 19日「全会一致で可決」された不信任受け決断 自身のパワハラ疑惑めぐり
兵庫県の斎藤知事が、30日付けで「失職」し、出直し知事選挙に出馬する意向を固めたことが、関係者への取材で分かりました。 ■【LIVE動画】斎藤知事 きょう26日午後3時から会見『進退』発表か あすが事実上“決断のタイムリミット” 会見開始まで「今週の知事発言」振り返り 知事はきょう26日、午後3時から臨時の記者会見を開く予定です。 知事選をめぐっては、自民党や日本維新の会が独自候補の擁立を目指しています。
■「不信任」受け 「辞職」「議会解散」「失職」を選ぶことに
斎藤知事は先週、自身のパワハラなどの疑惑をめぐり、兵庫県議会で不信任決議案を提出され、全会一致で可決されました。 知事は今月29日までに「兵庫県議会の解散」か「辞職」をしなければ、「失職」となります。 斎藤知事は24日にどれを選択するか「ほぼ固まっている」と話し、25日には「まだ完全には決まっていない」と明言を避けていました。
■ことの発端は県幹部による「告発文」
ことの発端はことし3月、元西播磨県民局長が「パワハラ」などの疑惑についての告発文を一部の報道機関などに配布しました。 知事は当初この告発文について、「嘘八百」などと全面的に否定。 元局長は、県の公益通報窓口にも通報したものの、県は事実無根として、懲戒処分しました。 しかし、その後、疑惑の一部が事実であることが判明し、調査のため百条委員会が設置されていました。 百条委員会には元局長も証人として出席する予定でしたが、ことし7月、死亡しました。
■県議会議員は百条委員会での対応を問題視
その百条委員会では、元局長の告発について、通報者が処分を受けない「公益通報」に当たるかどうかが議論され、専門家は「公益通報として扱わなかったことは違法」だと指摘。 斎藤知事は、こうした指摘を受けても告発文は「誹謗中傷性が高い内容」などとして、「公益通報には当たらず処分は問題なかった」とする見解を変えませんでした。 県議会議員たちはこういった一連の対応が問題だとして、辞職を要求しましたが、知事が応じなかったことから不信任決議案を提出し、全会一致で可決していました。
関西テレビ