米大統領、北朝鮮軍が越境ならウクライナは「反撃すべき」 一部部隊のロシア国境地域到着を国防総省が確認
バイデン米大統領は29日、北朝鮮軍が越境した場合、ウクライナは反撃すべきとの考えを示した。 バイデン氏は、北朝鮮軍がロシア・クルスク州に駐留していることについて「懸念している」と言明。ウクライナ側が反撃すべきかとの質問に対して、「もしウクライナ国内に入ってくるのであれば、その答えは『イエス』だ」と述べた。 米国防総省は29日、北朝鮮軍がロシア国境のクルスク地域に到着したことを確認した。国防総省はさらに数千人がそこに向かっていることを明らかにした。 国防総省のライダー報道官は「ロシアがこれらの兵士を戦闘に、あるいはクルスクのウクライナ軍に対する戦闘作戦を支援するために使用する意図があるのではないかと我々は引き続き懸念している」と記者団に述べた。ただ、北朝鮮軍がウクライナ国内に入ったという報道は確認できていないとしている。 ロシア国境地帯のクルスクは、ウクライナ軍が今年8月に大規模な越境攻撃を行い、数百平方キロメートルの領土を掌握している。