モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴出! 屈辱動画がウクライナで拡散中
<地下パイプラインの破裂か、モスクワで糞便混じりの下水が高々と」噴き出した。喜んだのはウクライナのインフルエンサーだ>
ロシアの地下パイプラインから大量の下水が噴出し、糞便混じりの汚水と瓦礫が55メートル以上吹き上がった。動画は、ロシアの「テレグラム」チャンネルに投稿されてオンラインで拡散中だ。 【動画】「これぞ本当の『糞水』ショー!」とウクライナのインフルエンサー 噴水は数分にわたって噴き出し、汚水や瓦礫が、建物や車両、公共スペースに撒き散らされる様子が写っている。この事故は交通量の多い交差点付近で発生したようで、隣接する高層ビルの17階、近くのクレーンよりも高い位置にまで達していることがわかる。 モスクワで起きたこの事故で、住宅や建設中の建物が水浸しになった、と地元紙は伝えている。 この動画をオンラインで共有したユーザーのなかに、ロシアと戦争中のウクライナの元内務大臣顧問でインフルエンサーのアントン・ゲラシチェンコがいた。ゲラシチェンコは自身のX(旧Twitter)でこの動画を共有した。 「モスクワのテレグラム・チャンネルは、モスクワの下水道システムにトラブルがあったと伝えている。モスクワのある地区で、ビルほどの高さの『噴水』が見られた」と、ゲラシチェンコは書いた。「これぞ本当の『糞水』ショーだ」
清掃作業中の事故
モスクワ市当局は、この事件に対応している。この下水道を管理するガスプロムは声明で、事故は定期的な清掃作業中に起きたと述べた。清掃には「空気くん蒸」による脱臭や除菌が行われるという。 ガスプロムは、ガスパイプラインの新しいセクションがこの方法で清掃されており、状況はコントロールされていると述べた、と地元紙は報じた。 地元当局は、事故による汚染を食い止め、地域住民の健康への影響を最小限に収めるべく努力しているという。 事態が完全に収束するまで、清掃員と環境関連機関の職員が現場にとどまる見込みだ。 (翻訳:ガリレオ)
エマ・マースデン