栗東所属なのに2年2か月ぶりに関西エリアで出走 好気配シャドウフューリーに不安なし【土曜京都11R・リゲルS】
今年の5走はすべて東京芝1400メートル戦。栗東所属ながら約2年2か月ぶりに関西圏での出走を果たすのがシャドウフューリー(牡4・杉山晴)だ。土曜京都11Rのリステッド・リゲルS(芝外1600メートル)へ向け、4日の最終追い切りでは栗東坂路で4ハロン54・1―12・4秒をマークした。 「追い切りは1600メートルを意識して、最後の1ハロンでタメをつくるようにして、最後に伸びるんだよということを教えました。特に不安材料はありません」 稽古をつけた野坂助手がデキに太鼓判を押す。今回は関西圏での出走だけにとどまらず、2022年10月の未勝利戦(阪神芝外1800メートル)以来の右回り戦となるが、右回りの栗東ウッドで普段から調教をこなせているため、大きな問題はない。 以前は線の細い体つきだったが、3~4走前から、ガラッと馬の雰囲気が変わったのだという。野坂助手が「帰厩してきた時にムチムチムキムキになっていたんですよ。もともと良かったけど、そこから(成績が)さらに良くなりましたね」と上昇ムードを伝える。昇級初戦のリステッド・オーロCでも0秒1差の4着に食い込んだように能力は確か。キャリア18戦目にして初めての京都コースを迎えるが、好気配をキープしている現状を踏まえれば、難なく克服できそうだ。
佐藤 美生