第93回選抜高校野球 組み合わせ抽選 大阪桐蔭、智弁学園と再び 初戦、第4日・第2試合 /大阪
<センバツ2021> ◇「足と声を武器に戦う」 第93回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が23日、オンラインで開かれ、大阪桐蔭(大東市)は大会第4日(3月22日)第2試合で智弁学園(奈良)と対戦することが決まった。昨秋の近畿地区大会決勝の再戦の形となり、その時は大阪桐蔭が3―7で敗れた。大会は3月19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。 大阪桐蔭の抽選の順番は出場32校中、31番目。対戦カードが次々に決まっていき、残った枠は二つだけ。11番を引くと相手は東海大甲府(山梨)、22番なら智弁学園。池田陵真主将(2年)は22番を引くと、緊張した表情が控えめな苦笑いになった。 大阪桐蔭は2年連続12回目の選出。今年のチームは、エース松浦慶斗投手(同)を軸にした投手陣に打線は切れ目がないうえ、足を使って攻撃の幅を作れるのが特徴だ。昨秋の府、近畿大会ではベンチから大きな声でチームメートを鼓舞する姿が目を引き、池田主将も「自分たちの足と声を武器に戦っていければいい」と、甲子園で自らの持ち味を発揮したいと意気込んだ。一方、西谷浩一監督は「秋に負けた相手に、一冬やってきたことをしっかり出し切りたい」と気を引き締めた。【荻野公一】 ◇経験豊富な選手そろう 智弁学園 野球部は学校創立と同じ1965年に創部。センバツは2年連続14回目の選出で2016年に初優勝している。20年秋の近畿地区大会では強豪・大阪桐蔭を降し9年ぶりに近畿の頂点に立った。左腕・西村王雅、右腕・小畠一心の両投手と破壊力抜群の強力打線が持ち味。打率5割超えの山下陽輔主将をはじめ1年時から主力を担う経験豊富な選手がそろい、安定した守備への評価も高い。目標は16年以来の全国制覇。