スマホ料金のポイ活プラン「au」が総合満足度第1位に!若年層から高評価
多くの消費者にとって身近な存在となっている「ポイ活」ですが、実際の利用者はどのように感じているのでしょうか。J.D. パワーが実施した「金融・決済連携プランの満足度調査」の結果を見ていきましょう。 【画像でわかる】意外と知らない「iPhone」と「Android」の国内シェアにはどれだけ差があるのか?
「金融・決済連携プラン」に対する総合満足度は高年層よりも若年層のほうが高い
ポイントを積極的に貯めたり使用したりする「ポイ活」。いまやスマホユーザーにとって身近なものとなり、携帯電話会社からポイントの還元率等があがるタイプのスマホ料金プランも相次いでいます。 そこで、株式会社J.D. パワー ジャパンでは、18歳~74歳の金融・決済連携タイプのスマートフォン料金プランを契約している人1152人を対象に、2024年初となる「スマートフォン金融・決済連携プラン顧客満足度調査」を実施しました。なお、対象となるのはahamoポイ活(ahamo)、auマネ活プラン(au)、ペイトク(SoftBank)、Rakuten最強プラン(楽天モバイル)の4つのプランです。 まずはじめに、「使用可能データ容量/通信速度」「金融・決済特典のよさ」「各種キャンペーン/適用割引」「契約手続き時の説明」の4つのファクターから総合満足度を算出したところ、1000点満点中639ポイントの満足度という結果に。 年代別に見てみると、18歳~39歳の若年層の満足度が650ポイントで最も高く、60~74歳の高年層は626ポイントと最も低くなっています。この要因となる項目は「金融・決済特典のよさ」で、若年層では10点満点中6.59ポイントだったのに対し、高年層では6.17ポイントと差が見られました。 還元特典対象となる決済利用額の大きさと満足度の高さは比例することから、若年層は高年層と比較して還元特典対象となる決済をより多く利用し、ポイント上乗せなどの還元特典をより多く享受している傾向が高いことが推察されます。
全体の約4割が「加入によって得られる金融・決済特典がわかりにくい」と回答
次に、4つのファクターそれぞれに対する満足度の評価を比較していきます。すると、最も満足度が高かったのは「使用可能データ容量/通信速度」の6.46ポイントでした。金融・決済連携プランはデータ通信量が大容量または無制限となっているものが多いことから、特に月20GB以上、100GB以上など、比較的中規模、大規模のデータ通信量を消費しているユーザーからの評価が高かったことがうかがえます。 一方、最も評価が低かったのは「契約手続き時の説明」の6.32ポイントで、加入によって得られる金融・決済特典のわかりにくさがその理由にあげられています。この結果を詳しく見てみると、全体では「そう思わない」の8%と「あまりそう思わない」の30%を合わせた38%が「わかりやすいと思わない」と回答していました。高年層ではさらに「わかりやすいと思わない」という人の割合が合計で45%と高くなっており、こうしたわかりにくさが総合満足度の差にもあらわれていることが推察されます。