約6割の女性が周囲に相談できず…「更年期」幅広い世代に理解求める「メノポーズ・アクション」 “お互い支えられる”社会を目指し奮闘!【アスヨク!】
大学の講義で、学生たちが学んでいるのは、「更年期」についてです。 椎名由起さん: 自分もいつかは来る更年期なので、少しずつ知識を増やしていただければ大変嬉しいなと思います。 【画像】更年期への理解広める!「ファンケル」椎名由起さんの活動とは “更年期への理解を深めてほしい”と教壇に立ったのは「ファンケル」の椎名由起さんです。 椎名由起さん: ファンケルの社員でも実際に更年期症状で悩んでいる社員もおりますし、更年期症状によって仕事を辞めざるを得ないなど社会課題として大きな問題であると捉えています。 急な発汗や気分の落ち込みなど、40代から50代に多いと言われる更年期。 約6割の女性が周囲に相談できていないのが実態だそうです。 そこで椎名さんは、大学での講義や動画制作など、通し幅広い世代に更年期を理解してもらう「メノポーズ・アクション」を行っています。 制作した動画の音声: イライラはしやすいんだよねっていうような… 眠れなくなっていることとかもそうなのかな。やっぱりそこはなかなか家族とは共有できない。 更年期の悩みを知ってほしいと、椎名さんが活動を始めたきっかけには、母親との苦い思い出がありました。 椎名由起さん: (母は)少し動くと大量に汗をかいて止まらないという症状があった。 もし更年期症状の理解があれば、もう少し優しく気遣って寄り添うことができたかなと。 誰もが迎える可能性のある更年期の症状を理解し、寄りそっていきたいという椎名さん。 今後、どんな社会を目指していきたいですか? 椎名由起さん: 誰かが不調を抱えているかもしれないという理解が増えることで、みんながお互いに支えられるような、そんな社会が実現すればいいなと思う。 更年期について、広い世代に理解を深めてもらうため、椎名さんの活動はあすも続きます。 (「イット!」12月17日放送より)
イット!