本革な上にゴア!?足になじむ最強クラスの防水シューズ エコー「STREET 720」
【室井】 なるほど。縦方向と横方向に360度ずつ、それで“720”ということですね。しかしながら、やっぱりエコーのアッパー素材は質感が良いですよね。GORE-TEXで防水性能が担保された本革のシューズは魅力的です。 【塩田】 つるっと滑らかで上質な革を使っているところや、ゴルフシューズとしての機能を高いレベルで実現しているところも、エコーのシューズの特徴です。
何のためにある?ソールの穴の秘密
【室井】 やはり気になるのはこのソール部分。以前、他メーカーの盛夏用シューズでも見たような穴が空いていますが…。 【塩田】 そうなんです。この穴は「ベンチレーション・ホール」という名前が付いていて、ただのデザインではなく、ちゃんと機能的な意味があります。人間の足裏というのは汗を分泌する汗腺が集まっていて、最も汗をかきやすい部分でもあるんです。つまり、どうしても蒸れて湿気が溜まりやすい場所なのですが、この穴から湿気を逃がすことで快適な履き心地を実現しています。
【室井】 確かに、インソールの素材やシューズ内の構造も湿気を逃がしやすいようにできていますね。 【塩田】 見た目や履き心地だけでなく、そういった機能性も高いレベルで追求しているのがこのシューズなんです。
この見た目だと滑りやすい?肝心のグリップ力は…
【塩田】 見た目はスニーカー感満載ですが、もちろんそこはゴルフシューズなので芝の上でのグリップ力は強力でした。アウトソールの突起は単純な丸型ではなく4方向に突起があり、角が地面に刺さることでスイング中の安定感を生み出しています。 【室井】 ライが悪く傾斜のきついところに行っても、ソール面が傾斜に合わせて曲がってくれるので、足裏全体でしっかり地面をつかんでいる感覚がありました。
【塩田】 実はそこもエコーの特徴のひとつです。「FLUIDFORM(TM)」(フルイドフォルム)と呼ばれる独自の製法を採用しています。これは製造の過程で液状のソールを流し込み、人間工学に基づく木型の形状をほぼ完璧に再現することで、足裏に吸い付くようなフィット感を実現できるのだそうです。 【桂】 他人が履いているところを見ても、カッコいいシューズですよね。デザインに目が行きがちですが、グリップ力や防水性能もしっかり備えられていて、もちろんフィット感もあります。