河辺愛菜、公式練習に登場しフリーに向け調整、前日に衝突し右腕を負傷【全日本フィギュア】
◇21日 フィギュアスケート 全日本選手権2日目(大阪府・東和薬品ラクタブドーム) 20日のショートプログラム(SP)直前の練習で衝突して右腕を負傷した河辺愛菜(20)=中京大=が女子の公式練習に登場し、ジャンプの確認を行うなどフリーに向けて調整した。 曲をかけての練習ではダブルアクセル(2回転半ジャンプ)などの各種ジャンプを確認。曲に乗って右腕を使った振り付けもこなした。早めに練習を切り上げることはなく、35分間の練習時間をフルに使って氷の感触を確かめた。 河辺は20日、SP前の6分間練習中に他選手と衝突。「右手が感覚がなくて、ずっとしびれて動かすと痛い状況」でSPを滑り切り、62・25点で14位に入った。 SPの演技直後は目に涙を浮かべて「練習したことが全然出せなかったことが悔しい」と心境を語った。フリーに向けては「(フリーまで)あと1日空くのがまだよかった。フリーでは気にしないでいけるように休みたい」と意欲を見せていた。 また、演技直後の取材の場では、衝突した相手選手にまだ会えていないことも明かした。「自分のことでいっぱいいっぱいだった。けがさせていないか不安」と話し、相手が無事であったことを知らされると「よかったです」と安堵(あんど)した様子だった。
中日スポーツ