施工業者側が反論「因果関係など問題点」JR上熊本駅前の屋根落下
熊本朝日放送
去年7月、JR上熊本駅の屋根の一部が落下した事故で、熊本市が賠償を求め提訴した業者側が反論する会見を開きました。 この事故は、去年7月、熊本市西区のJR上熊本駅前の歩行者通路の屋根の一部が落下したものです。 熊本市は、施工不備により雨水の侵入があったことなどが落下の原因として、施工を担当した土木会社2社に約1億5000万円の損害賠償を求めて提訴する方針です。 一方、業者側は、雨漏りの原因は2016年の熊本地震によるものと考えられることなどから、請求に関する疑問点を示しましたが、市から明確な説明はないということです。 業者の弁護士は、「瑕疵がどこにあるのかや、事故と請求額の因果関係などに問題点がある」と指摘しています。