【最新】2024年5月公表、65歳以上・無職世帯「平均貯蓄額」は2500万円超:生活費と年金月額も確認
【年金】現代シニアはいくら受給している?厚生年金と国民年金の月額をチェック
厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、厚生年金と国民年金の受給状況を確認しましょう。 ●国民年金(老齢基礎年金):平均受給月額の一覧 ・〈全体〉平均年金月額:5万6316円 ・〈男性〉平均年金月額:5万8798円 ・〈女性〉平均年金月額:5万4426円 ●厚生年金:平均受給月額の一覧 ※国民年金部分を含む ・〈全体〉平均年金月額:14万3973円 ・〈男性〉平均年金月額:16万3875円 ・〈女性〉平均年金月額:10万4878円 国民年金は5万6316円、厚生年金は14万3973円が平均的な受給額でした。 厚生労働省から公表されたデータによると、2024年度の年金額は2.7%増額されました。 しかし、物価高との調整により実質的には目減りであるといわれています。今後も年金に頼りすぎないよう、しっかりと貯蓄しておきたいものです。 収入を知った後は、支出として出ていく生活費の内訳をおさえておきましょう。 最後に65歳以上世帯の生活費について、内訳の金額まで詳しく見ていきます。
【生活費】65歳以上・夫婦のみ無職世帯の家計収支を内訳まで深堀り!
総務省「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」より、65歳以上の夫婦のみ無職世帯の家計収支をチェックしていきます。 ●65歳以上・夫婦のみ無職世帯の家計収支(月額) 収入月額 24万4580円(うち社会保障給付)21万8441円 支出月額 ・消費支出:25万959円 ・うち食料:7万2930円 ・うち住居:1万6827円 ・うち光熱・水道:2万2422円 ・うち家具・家具用品:1万477円 ・うち被服及び履物:5159円 ・うち保健医療:1万6879円 ・うち交通・通信:3万729円 ・うちその他:5万839円 ・非消費支出:3万1538円 消費支出合計28万2497円 収支:▲3万7916円 消費支出は25万959円であり、月額の収支は「3万7916円」の赤字となりました。 物価高のような社会情勢の変化だけでなく、突然の入院や介護の必要が出てくるなど、人生において何が起こるかは誰にもわかりません。 最近ではかつて定年として設定されていた60歳以降も働くシニアが増えていますが、年金以外の収入源を確保したり、老後に向けて早くから長期的に資産形成したりすることはますます重要となるでしょう。