「変わった服は選ばない」人気スタイリストが教えるベーシックアイテムの選び方
よく着る服をもっと生かすために。そのテクニックを、GISELeの人気スタイリスト、樋口かほりさん・岩田槙子さんに取材。シルエットや配色、改めて覚えておきたいバランス感覚に優れた組み合わせの基本など、明日から役立つワザをまとめてご紹介。 ≫【この記事の写真・ユニクロやスニーカーのコーディネート実例など▶全16スタイルの一覧】人気スタイリストが解説「定番服でも今っぽい」服の選び方と知っておきたい簡単なテクニック 【STYLIST】 (樋口かほりさん)大人に似合うカジュアルをモットーに、「ベーシック+α」のコーディネートが毎号人気。 (岩田槙子さん)辛口なスタイリングが得意。着まわし企画も多数担当する豊富なスタイリングアイディアを持ち、季節を問わず常に新しいシンプルスタイルを提案。 ・「ユニクロで買っているもの」 「スエットはサイズ感のレパートリーがあると便利。ユニクロのスエットは個人的にも好きで、メンズ・レディースともにシンプルなものをサイズ感の違いで、使い分けています。広がりのあるスカートや、ワイドパンツをキレイめに見せたいときは、腰位置も上がり、形にメリハリの出るコンパクトなタイプを。ユニクロはごくシンプルな定番を「サイズ違い」でとり入れるのがおすすめです」(樋口さん) ・秋からは「ブラウン」 カジュアルよりも「キレイ」を意識 「ブラウンの色み自体レトロな雰囲気でほっこり、地味に見えがち。パンツもそうですが、スカートも細め、あるいはまっすぐのIシルエットで、とにかくシャープに見えるものを基本に選ぶといいと思います。パンツがワイドだったり、カジュアルなものだとややおじさんっぽくなるので、振り切って女らしい、コンサバなアイテムに振り切るのが正解」(岩田さん) ・マニッシュなパンツをワンサイズUP 「ぶかっとしたようなサイズ感を、ウエストで締めて履くハイウエスト。今っぽいゆるっと感も演出しつつ、脚も長く見せれるタイプはキレイめなパンツで持っておきたい1本です。ハリのある素材やセンタープレス入りなら、よりきちんとした印象に」(岩田さん) ・オーバーサイズは厚みのある生地で 「ゆるいものどうしを手抜きに見せないポイントは、濃紺×グレーの紳士な配色や、厚みのある素材を入れるなど「かっちりした要素」。上下ともにオーバーサイズのときは、厚手の素材でシルエットにあまり動きが出ないようにすれば、きゃしゃな体も演出できます」(樋口さん)
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