【ONE FF】掛け蹴り、横蹴り、後ろ蹴りと多彩な蹴りにSB女子ファイターの風羽が判定負け
ONE Friday Fights 86 2024年11月8日(金)タイ・ルンピニー・スタジアム 【写真】至近距離で掛け蹴りを当てるポモガオ ▼第4試合 キャッチウェイト(-45.35kg)ムエタイ 3分3R 〇イスライ・エリカ・ポモガオ(フィリピン) 判定3-0 ×風羽(龍生塾ファントム道場) 風羽は2022年5月の『RISE』でプロデビュー。西原綾香に敗れたがその後はシュートボクシングで3連勝。『ホーストカップ』や『BOUT』にも出場し、香港でも試合を経験。2024年7月のRISEでは女子ホープの小林穂夏に延長戦の末勝利を収めて現在連勝中。戦績は6勝4敗。大阪府出身の20歳だ。 ポモガオはアマチュアムエタイで豊富な試合経験を持つが、プロでは1戦1勝だという。 1R、サイドキックで先制するポモガオに風羽は右ロー、すぐにワンツーを打つポモガオに風羽も右フックを打ち返す。両者の右がクロスし、組み合うとポモガオが首相撲で風羽を崩す。素早いサイドキックを上下に蹴るポモガオ。真っ直ぐ前に出て来る風羽に後ろ蹴り、掛け蹴りを合わせる。ポモガオは離れて戦い、風羽が入って来ると組んで中間距離を潰してしまう。 2R、蹴りを出して前へ出る風羽にワンツーを打って離れるポモガオ。どんどん前へ出て来る風羽にポモガオはサイドキック、組んでのヒジ&ヒザ。今度は風羽が組むとポモガオを押し倒す。ポモガオは後ろ蹴りをヒットさせると、笑顔で両手を上げてアピール。前に出てアグレッシブに攻めの姿勢を見せたのは風羽だが、下がりながらも当てていたのはポモガオか。 3Rも長い距離で蹴りを出し、風羽が入って来ると組んでしまうポモガオ。風羽は右のヒジを繰り出すが不発。ポモガオは前蹴りを出して足を着地させるとバックハンドブロー。パンチの連打で距離を詰める風羽だが、パンチが当たる前に組まれてしまう。前に出る風羽に下がりながらもサイドキック、パンチを当てるポモガオ。ダメージを与える蹴りではないが、ポモガオの蹴りが頭部を捉える。踏み込んでワンツーを打った風羽にポモガオは懸け下蹴りを顔面に合わせた。 判定は3-0で巧みに戦ったポモガオが勝利。笑顔を輝かせ、観客に手を振った。
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