大門高生ら迷子の4歳保護 雨の中靴履かず一人…「体が動いた」
●運転手協力、射水署が感謝状 射水市の大門高3年、早川流維さん(18)=高岡市大野=と窪田花依さん(18)=同市金屋町=、佐川急便小杉営業所のドライバー紅井純平さん(26)=富山市泉町=の3人が7日、路上で迷子の女児(4)を見つけ、保護者と再会する手助けをした。21日に射水署から感謝状を受けた3人は、雨が降る中で靴を履いていない女児を見て瞬時に体が動いたといい、「助けられて良かった」と笑顔を見せた。 署によると、7日午後6時50分ごろ、早川さんと窪田さんが一緒に、高校からあいの風とやま鉄道越中大門駅に向かっていると、駅近くの路上で、1人で歩いている女児を見つけた。女児は泣きそうになりながら「お母さんがいない」と叫んで走り寄り、窪田さんが抱きかかえた。トラックで通りかかった紅井さんが声を掛け、女児が体操服を着ていたことから付近の保育所に問い合わせた。女児は高校生2人と越中大門駅で待ち、駆けつけた保育所の園長が110番通報した。女児の保護者も周辺を探しており、駅で再会した。女児にけがはなかった。 無事に助けることができた3人は「ほっとしたという気持ちが強かった」と振り返った。窪田さんは「将来は保育士になりたいと思っている。今回の経験を生かしていきたい」と述べた。