韓国で女子大生たちが猛反乱!大学に籠城、歴代総長の銅像に卵やペンキを浴びせる人まで出た「深刻なワケ」
ソウルの女子大生の反乱
少子化によって生存の危機に追い込まれている韓国の大学。 「桜が咲く順に廃校する」という話があるほどの地方大学のドミノ廃校が進んでいる。その中で、急激に減っていく学齢人口の半分しか募集できない女子大学も存続の危機に立たされている。危機感が高まった女子大学で共学化で危機を克服しようとする動きが本格化しているが、共学化に反対する女子大生たちの激しいデモの動画がインターネットなどを通じて生中継されたことで、社会に大きな波紋を投げかけている。 【写真】韓国の急進的フェミニズム「4B」が全米で急拡散のワケ 韓国ソウルに所在する同徳女子大学では、8日から総学生会の主導で共学化に反発するための占拠座り込みが続いている。7日、学生たちが使う校内SNSで「学校が共学化を推進している」という噂が広がったことで始まった。学生たちはデモ隊を組織、授業を拒否し、葬儀場に置かれる謹弔花輪を数十個ずつ校庭と校門前に並べ、フィリバスター(無制限討論)を行うなどで反発し始めた。 学校側は「アイデアレベルの議論であり、共学を推進する予定はない」と発表したが、これを信じられないデモ隊は時間が経つほど過激になっていった。デモ隊は本館をはじめとする学校内の施設や建物を占有して籠城を行い、入ろうとする教授や教務員たちを阻んだり、大学キャンパスのあちこちに赤色と黒色のスプレーペイントで「民主同徳」「工学転換、入試詐欺」「消滅しても開放はできない」「学生安全を無視するな」などの字句を大きく書くなど、険しい雰囲気を醸し出している。本館前に設置された設立者や歴代総長たちの銅像には卵と小麦粉、ペイントを浴びせ、怒りを抑えられず銅像の頭を野球のベットで殴る女子大生たちの姿が動画で撮影され、インターネットとテレビを通じて伝えられ、多くの人々が驚愕した。 大学側は今回の騒乱事態により現在まで器物破損など最高54億ウォンの損害をこうむったとし、デモ主導者に対して「最後まで責任を問う」という立場を発表した。しかし、総学生会は在学生を運動場に集めて「共学推進」と「総長直選制」の二つの案件に対して挙手投票を実施し、99.9%の同意で共学推進は「反対」、総長直選制は「賛成」の意見を決めた。結局21日、学校側が「共学議論を中断し、再開時には学生たちにあらかじめ知らせる」と発表し、学生たちは本館を除く残りの建物に対して座り込みを解き、ひとまず「休戦」に入った。