嫌われ役から英国王室を救う存在へ。カミラ王妃の好感度逆転劇を追う
一昔前は魔性の女や悪女などと揶揄されることもあったカミラ王妃だが、現在では国王を支える存在として、多くの英国民にも認められている。彼女はいかにして、好感度を逆転させることができたのか? 積極的な公務の軌跡を、人気長寿連載セレブウォッチャーPeachesがチェック! 【写真】舌出しに爪噛みも! カミラ王妃の仰天顔アルバム
英国王室に積極的に貢献
チャールズ国王とキャサリン妃が闘病を続けるなか、上級ロイヤルの負担が増えているのは事実。しかし愛する夫の代理として颯爽と公務に奮闘するカミラ王妃が国民に安心感を与えているようだ。
悪女と呼ばれた過去も...
1947年にカミラ・シャンドとして誕生した王妃は、チャールズ国王が皇太子だった頃に彼と恋愛関係にあった女性だった。カミラが裕福な陸軍少佐アンドリュー・パーカー=ボウルズと結婚し、皇太子が貴族令嬢ダイアナ・スペンサーと婚約・結婚した後も関係は続き、結局は皇太子はダイアナ妃とは離婚。ピープルズ・プリンセスとして国民に愛されたダイアナ妃を傷つけた悪女とされたカミラ夫人は当時、世界中のゴシップ誌に「ホームレッカー(家庭を壊す女)」「もう一人の女」と書き叩かれている。 写真:カミラ王妃、チャールズ王
マイナスな印象からの脱却?
90年代当時、イギリスのBBCが行った世論調査によると、チャールズ皇太子とカミラ夫人の関係は王政にマイナスと考える人が多かった。ダイアナ妃の不幸な最期もあり、国民は2005年のチャールズ皇太子とカミラ夫人の再婚にもネガティブなイメージを持っていたのだ。二人の結婚を認めたエリザベス女王が当時、チャールズ皇太子が王位を継承した際にカミラ夫人に「王妃」の称号を与えないことを条件にしたとも伝えられた。しかし、愛する夫チャールズの負担になってはいけないと考えたカミラ夫人は結婚後は精力的に公務やチャリティに邁進。スイスのフィニッシング・スクール卒業後にロンドンで秘書として働いた経験はあったものの、ソーシャライトだったカミラ夫人にとっては、ほぼ初めての仕事だったと言えるだろう。 写真:チャールズ国王、カミラ王妃、エリザベス女王