JR西日本の広島支社などは31日、「平成30年7月豪雨」で被害を受け不通になっている線区の運転再開見込みを発表した。 JR西日本 列車運行情報用の公式ツイッターアカウント開設へ

呉線の坂駅～海田市駅間は8月2日に運転再開予定

[画像]JR西日本広島支社が発表した各線区の運転再開見込み説明図

　同社広島支社によると、呉線の坂駅～海田市駅間は8月2日、山陽線の瀬野駅～海田市駅間が同18日、岩徳線の岩国駅～周防高森駅間は同20日、芸備線の狩留家駅～下深川駅間は同25日に運転を再開する予定としている。 　呉線の広駅～呉駅間は同20日、山陽線の白市駅～八本松駅間は同21日から暫定的な部分運転を実施する予定も発表した。ただ、朝夕の通勤通学時間帯を中心に終日運転予定だが、日中に検査を行うため昼間の時間帯の運転は行わない日もあるという。 　また、復旧工事の進捗状況から、これまで10月～11月の復旧としていた一部線区の運転再開見込み時期の繰り上げも発表した。 　それによると、山陽線の三原駅～白市駅間は10月中、同線の白市駅～瀬野駅間、呉線の広駅～坂駅間は9月中の再開を見込んでいる。 　これまで運転再開まで少なくとも一年以上とされていた芸備線の備後落合駅～三次駅間、福塩線の府中駅～塩町駅間は、いずれも2019年1月から3月中の運転再開を見込んでいる。

「特急やくも」「サンライズ出雲」運転

　同社岡山、米子両支社は8月1日に伯備線の豪渓駅～上石見駅間を始発から通常通りの本数で運転を再開すると発表。「特急やくも」「サンライズ出雲」も運転する。 　8月5日には津山線の玉柏駅～野々口駅間も運転を再開。岡山駅～津山駅間を始発から通常どおりの本数で運転するとしている。姫新線の上月駅～中国勝山駅間は8月下旬の運転再開を目指す。 　因美線の津山駅～美作加茂駅間、芸備線の新見駅～東城駅間は、9月上旬をメドに運転再開を目指すとしている。姫新線の中国勝山駅～新見駅間、因美線の美作加茂駅～智頭駅間、芸備線の東城駅～備後落合駅間については、9月中をメドに運転再開を目指すとしている。