3浪で東京藝大に合格。家庭環境の変化で「音楽を諦めた」彼女に訪れた“運命の出会い”
吹奏楽の外部講師の仕事も、いろんな先生方がお声がけしてくださるおかげで、毎年夏の吹奏楽コンクールの時期には毎月10校ほど指導で回らせていただいています。フリーランスがとても多い世界なので、競争の中で過ごしていますが、いろんな方に助けていただきながらなんとかやれています。 ここまでずっと音楽を続けることができているのは、まだ自分ができないことがあり、もっと上手になりたいから。ずっと勉強をしながら音楽は続けたいと思っています。浪人して変わったことの1つに諦めが悪くなったことがあるのですが、『努力すれば実る』という気持ちはこの年齢になってもまだあるので、頑張っていきたいです」
一度諦めた夢をかなえ、競争社会の中で生き抜く彼女のたくましさは、波瀾万丈の浪人生活が培ったものだと思いました。 石橋さんの浪人生活の教訓:自分の殻に閉じこもらず、違う世界に目を向けたら、いろんな扉がある。
濱井 正吾 :教育系ライター