〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.65%高、独1.21%高(11日)
【ロンドン時事】週明け11日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比52.80ポイント(0.65%)高の8125.19で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.21%高、フランスCAC40種指数は1.20%高、ストックス欧州600種指数は1.13%高だった。 米大統領選でのトランプ氏勝利を受けた米株高が続く中、欧州株も連れ高となった。幅広い銘柄が買われたが、欧州諸国の国防費拠出が増えるとの見方から防衛株の上昇が目立った。一方、ドル高を嫌気した金属相場安が産金株や鉱業株の売りを誘った。 FTSEの構成銘柄では、特殊化学品大手クローダ・インターナショナルが5.24%高、金融大手ナットウエストが3.73%高、同業バークレイズが3.64%高と相場をけん引。一方、産金大手エンデバー・マイニングは5.87%安、同業フレスニロは3.43%安、流通大手セインズベリーは2.33%安と売られた。 DAXでは、決算内容が好感された自動車部品大手コンチネンタルが10.62%高と急伸。セメント大手ハイデルベルク・マテリアルズが4.17%高、ドイツ銀行が3.97%高で続いた。半面、商用車大手ダイムラー・トラックは1.09%安、ヘルスケア大手フレゼニウスは1.03%安、高級車メーカーのポルシェは0.40%安で取引を終えた。