「朝よりも夜に」「加熱はNG?」睡眠中に"ナットウキナーゼ"が血液中で活躍…《納豆》最強の食べ方
若返りには「夜の納豆習慣」が効く
納豆は日本の“スーパーフード”ともいわれるほど栄養価が高く、私たちにとって身近な健康食の一つだ。納豆を食べるなら、中年世代の健康に役立つ“もっといい食べ方”があるという。 【画像】「納豆と…」いま日本一多忙な女優が…吉高由里子 仕事終わりに高級スーパーで買った「意外な 「納豆は朝食の定番というイメージがありますが、実は朝よりも夜に食べるのがおすすめです」 と、食べる時間帯について教えてくれたのは、管理栄養士の篠原絵里佳さん。 朝より夜がいい理由は、40代以降に増える動脈硬化の予防効果にある。動脈硬化とは血管が老化して硬くなり、もろくなった状態のこと。 若い頃の血管は弾力があってしなやかだが、加齢や食生活の影響で気づかないうちに血管の弾力性が失われていく。すると、血液がドロドロになり、血液中に血栓と呼ばれる“血の塊”ができやすくなる。それが脳につまれば脳梗塞、心臓につまれば心筋梗塞となり、死に至ることもある。 「偏った食生活が続けば、40~50代でも動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞のリスクは高くなり、決して他人事ではない病気です。健康診断で『コレステロール値が高い』と言われた人は要注意。血液がドロドロになりやすく、動脈硬化予備軍といえるでしょう」 動脈硬化予防のカギを握るのが、納豆特有の成分である「ナットウキナーゼ」だ。 「納豆は蒸した大豆に納豆菌を加えて発酵させたものです。ナットウキナーゼは、納豆菌が発酵する過程で生まれる成分。“ナットウ”という名前の通り、納豆にしか含まれていない特別な酵素で、ネバネバ成分の一つです。 ナットウキナーゼの最も優れた働きに、血栓を溶かして血液をサラサラにしてくれる効果があります」 血栓は、日中よりも夜寝ている間にできやすい。そのため夕飯に納豆を食べることで、ナットウキナーゼが血液中で活躍するという。 「就寝中は水分が不足し、明け方には血液がドロドロに。そのタイミングで血液中にナットウキナーゼがあれば、血栓を溶解してサラサラに保ってくれます。 体内に吸収されるまで数時間かかるので、食べるタイミングは夕飯時が最適です。寝る直前に食べるのはあまりおすすめしません。消化吸収により睡眠中も胃腸が働き続けるため、眠りの質が悪化する可能性があります。 ナットウキナーゼは、血液がサラサラになることで高血圧を予防し、コレステロール値を下げる作用もあります」