「朝よりも夜に」「加熱はNG?」睡眠中に"ナットウキナーゼ"が血液中で活躍…《納豆》最強の食べ方
「植物性の発酵食品で、菌が生きたまま腸まで届くので、腸活にも力を発揮します。味噌やしょうゆ、ぬか漬けなど、日本の発酵食品はほかにもありますが、納豆が一番手軽に食べられる発酵食品といえるでしょう」 1日に食べる量は、1~1.5パックが目安。それ以上食べても問題はないが、納豆だけに食事が偏るのも避けたいところだ。 「血栓を溶かして血液をサラサラにするという効果を考えると、1日に2000FUのナットウキナーゼが必要といわれています。納豆1パック(約50g)で、平均1500FUのナットウキナーゼが含まれているといわれるため、1~1.5パックを目安に毎日食べましょう。 ただし、コレステロール値が高い人、すでに動脈硬化を指摘されている人は、納豆を何パック食べても食生活を改善しないと、血液はドロドロのままです。動物性脂肪の多い食事や偏った食事を控えることも大切です」 血液がサラサラと流れる若々しい血管は、病気を寄せ付けない健康な体をつくるために重要なこと。血管年齢を保つために、今日から1日1パックの“夜の”納豆習慣を取り入れてみてはどうだろう。 篠原絵里佳(しのはら・えりか) 管理栄養士。日本抗加齢医学会認定指導士。Health&Beautrition主宰。体の中から健康と美をつくる食生活を分かりやすく発信する。総合病院や腎臓・内科クリニックでチーム医療にまい進する中で、睡眠の重要性に気づき、睡眠改善インストラクター、睡眠健康指導士を取得。 取材・文:釼持陽子 編集・ライター。1983年、山形県生まれ。10年間、健康情報誌の編集部で月刊誌・Webメディアの編集に携わったのちフリーランスに。現在はヘルスケア・医療分野などを中心に、医師や専門家の取材、企画、執筆を行う。
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