センバツ入場行進曲「パプリカ」録音 大阪の吹奏楽団「大切な大会に花を」
3月19日に開幕する第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の入場行進曲に選ばれたFoorin(フーリン)の「パプリカ」が2日、大阪市鶴見区の花博記念ホールで録音された。中止になった前回大会でも選ばれていたが、「高校野球が阪神甲子園球場に帰ってくる」というメッセージを込めて今年も同じ曲になり、新たな編曲で披露された。 【写真特集】センバツ入場行進曲のレコーディング風景 パプリカは、シンガー・ソングライター、米津玄師さんの作詞・作曲。第81回大会から編曲を担当する作曲家の酒井格さん(50)が前回と曲調を変え、吹奏楽団「オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ」の約40人の演奏で1時間かけて収録された。 拍子をミッキーマウス・マーチなどに使われる8分の6拍子に変え、前回よりも軽やかな印象に仕上がった。酒井さんは「野球と同じで吹奏楽もチームプレー。高校球児にとってとても大切な大会に花を添えられるよう、15種類の楽器の魅力を最大限生かした」と語った。収録されたCDは出場校に贈られる。【荻野公一】