もう◎◎銀行なんて言えんよね。三浦監督がうまく投手陣を使い、四番が固定され、良い右打者が多いDeNAはこの先もっと強くなる【岡田彰布のそらそうよ】
オリックスを生で見た 残り1カ月が楽しみよ
DeNAの躍進は2年目の牧がしっかりと四番の役割を果たしているからよ。ここにいい右打者がいて、さらにオースティンが絡めば、CSでの戦いが面白くなるよ[写真=井田新輔]
仙台にいる。8月最後の夜。31日は楽天対オリックス戦の放送解説に呼ばれた。パ・リーグの試合をあまり生で見ないので、実に新鮮やったし、見応えがあった。混戦のパ・リーグ。どこが優勝するか、まだまだ見えないが、一気に大まくりできる可能性があるのはオリックスやと思っている。 9月に勝負できる材料が、このチームにはそろっている。なにしろ先発投手がいいし、数が多い。常に勝負できる態勢を整えているし、実際、この日も田嶋(田嶋大樹)が好投、快勝となった。西武、ソフトバンクが上を行くが、山本(山本由伸)を柱に2年連続の頂点に立つ可能性が日ごと、膨らんでいく。昨年に得たチームとしての自信がいかに大きいか。それを裏付ける戦いを残り1カ月、存分に見せてもらいたい。 話は変わってセ・リーグに移るが、今週の週刊ベースボールはDeNAの特集とか。そういう意味では4ゲーム差で激突したヤクルトとの3連戦。ここを勝ち越せば、DeNAにも大きなチャンスが訪れると思っていた。しかし結果は3連敗。4ゲーム差から7ゲーム差に開いてしまった。やはりヤクルトは強かったということをあらためて感じたけど、そこまで追い詰めたDeNAもホンマ、たいしたものよ。 大洋、横浜、DeNAと昔から阪神はここには強かったイメージしかない。特に自分が監督を務めた2004年からの5年間。それこそ貯金をドンドン増やすことができた。戦力的にはそれほど差があるわけではないが、相性というのかな、ベンチにいて実に戦いやすい相手やった。 しばらく低迷期が続き、今シーズンも下馬評は高くなかった。そのとおり・・・
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週刊ベースボール