スペック、“エレガント・リアルサウンド”を謳う新フラグシッププリメイン「RSA-EX1」
スペックは、“リアルサウンド・アンプ”シリーズの新フラグシッププリメインアンプ「RSA-EX1」を、11月中旬から下旬の間に発売する。価格は2,750,000円(税込)。 【画像】本機の背面部 同社の創業以来15年間好評を博したという「RSA-F1」、およびRSA-F11を進化させたとする新フラグシップモデル。シリーズの掲げる “リアルサウンド” をさらに高めるため、2年間にわたる構想と試行錯誤の末、「エレガント・リアルサウンド」を体現させたと同社はアピールしている。 コンデンサーや抵抗などの部品と素材を徹底的に吟味した、音質重視設計を行なったとしており、パワーデバイスを含むメイン基板は新規に設計を行い、最短の配線を組むことで信号の純度を高めたとする。また、パワーアンプ「RPA-MG1」で培った技術ノウハウを基に、Dクラスデバイスをさらに進化させ、200W + 200Wのハイパワーを実現。これにより、繊細でありながら力強い駆動力を提供すると謳う。 電源部は、大型600VA Rコアトランスを搭載し、シールド構造には、各ユニットを分離するシールドケースを採用。EMC塗装と電磁波吸収シートによる電磁的分離を実現し、不要輻射の影響を最小限に抑え、音楽の山と谷を明確に描き分けるサウンドを実現したとのこと。 筐体外観は、セレクターSWとボリュームノブをシンメトリーに配置したことで、落ち着きのある雰囲気を演出。音質や振動対策においては、同社他製品での採用実績のある、北米産スプルース材、北海道産イタヤカエデ材、ヒッコリー(クルミ)材の組み合わせを継続して採用した。なお、電源スイッチはデザインと操作性を鑑み、フロントアンダーボードに備えられる。 入出力端子はXLR×2、RCA×3、スピーカー×1を装備。周波数特性は10Hz - 30kHz±1dB(6Ω/1W)、外形寸法(端子含む)は450W×180H×523.5Dmm、質量は28kg。付属品として、同社のピュアダイレクトの思想にマッチする専用外部端子を利用したリモコンシステムを同梱する。
編集部:松永達矢