バルサ、クリステンセンの負傷を発表…左足アキレス腱炎で約1カ月の離脱へ
バルセロナは24日、同クラブに所属するデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの負傷を報告した。 クラブの発表によると、クリステンセンは左足のアキレス腱炎に苦しめられており、このケガによってチームから離脱しているという。クリステンセンは17日に行われたラ・リーガ第1節のバレンシア戦では、後半途中からスペイン代表DFパウ・クバルシとの交代でピッチに立ち、2-1での逆転勝利に貢献。しかし、このリリースの直後に行われた第2節アスレティック・ビルバオ戦(○2-1)ではメンバーから外れていた。 クラブは復帰の時期について、「病状の進行次第」と発するにとどめている。現地メディア『ムンド・デポルティーボ』によると、クリステンセンは昨シーズンからアキレス腱炎に悩まされ続けていたという。今回の離脱期間は最低でも1カ月前後を要する見込みで、それ以上の時間を要しても決して疑問ではないとのこと。まずは9月のインターナショナルマッチウィーク明け、15日に行われるラ・リーガ第5節ジローナ戦での復帰を目指すようだ。 なお、現在バルセロナは最終ラインの駒不足に陥っている。コパ・アメリカ2024に出場したウルグアイ代表DFロナルド・アラウホは、同大会での負傷により現在も戦線離脱中。元フランス代表DFクレマン・ラングレはアトレティコ・マドリードへの移籍に近づいていることを考慮すると、現在起用可能なセンターバックはクバルシ、スペイン代表DFイニゴ・マルティネス、U-23スペイン代表DFエリック・ガルシアのみだ。E・ガルシアは完全移籍でジローナへ復帰する可能性も取り沙汰されており、フランス代表DFジュール・クンデはセンターバックでのプレーも可能であるが、そうなると今度は右サイドバックが手薄となる。状況は決して安泰とは言えない。 現在28歳のクリステンセンは2022-23シーズンよりバルセロナでプレーしており、昨季は公式戦通算42試合の出場で3ゴール2アシストを記録。シャビ・エルナンデス前監督体制下では、アンカーポジションでも起用された。 クリステンセンの離脱がチームにとって痛手であることに間違いはないが、一方で2シーズンぶりの“覇権奪還”に向けて悪くないスタートを切ったことも事実。ハンジ・フリック新監督はここから、最終ラインをうまくやりくりをしながら、序盤戦を駆け抜けることとなる。
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