44時間ぶり救助の様子公開 珠洲の住宅で80代男性、警察庁
警察庁は4日までに、石川県珠洲市内で倒壊した住宅に取り残されていた80代男性を、神奈川県警の応援部隊の隊員らが44時間ぶりに救助する様子を撮影した動画を公開した。同庁によると、警察の広域緊急援助隊は被害の激しい石川県輪島、七尾、珠洲3市を中心に展開。4日午前7時時点で、16都府県警の約700人が石川県入りし、男性を含む計21人を救助したという。 動画は3日午後0時20分ごろに珠洲市正院町で撮影されたもので、隊員らは1階が押しつぶされた住宅の屋根付近から屋内に入った。数分後に男性の姿が見えると、周囲の隊員らが「頑張れ。頑張れ」などと声をかけながら男性を引き上げた。