脳を鍛えて仕事のパフォーマンスを上げる9つの方法。意思決定力アップ、認知疲労の防止にも!
この記事を読み終わった時には、あなたの脳は変わっているでしょう。 その理由は、脳の可塑性、つまり脳が脳自体を変化させて再構築する能力。 脳が新しい情報を処理するたびに、ニューロンが発火して、新しい経路ができ、脳が形状と構造を変化させるのです。 近年には、脳の可塑性を意識的に管理して脳機能を最適化し、仕事のパフォーマンスを改善、さらにはチームのパフォーマンスにも影響を与えられると主張している研究者もいます。 脳の可塑性の仕組みは思ったよりもずっとシンプルです。見ていきましょう。
脳の可塑性の仕組み
脳の可塑性とは、手短に言えば学習して適応する脳の能力です。最近まで専門家たちからは、脳は思春期の終わりまでに完成し、それ以降ニューロンは低下していくと信じられていました。 しかし、最新の研究では反対のことが証明されています。実際には、神経経路が適切に扱われるのならば、脳は成人期を通じて成長して変わることができるのです。 「脳の可塑性についての重要な点は、実際に脳内の接続を作ったり再編成するのが可能だということです」と述べているのは、Marsha Chinichian博士。 博士は、ロサンゼルスの臨床心理療法士で、高評価を受けているメンタルフィットネスのアプリ、Mindshineのブレーンでもあります。 人間は誕生時に多くのニューロンやシナプス、回路を持っていて、年を取るにつれてニューロンなどが減っていくと長い間思われていました。 ですが、今ではそうではないとわかっています。実際に脳を変化させて、さらに成長させることが可能です。 脳の回線は変えられるのです。 世界中のトップの認知専門家らも、Chinichian博士の熱意を共有しています。その1人に、Natalia Ramsden氏がいます。 彼女は、ビジネス心理学者であり、英国唯一の脳最適化クリニックであるロンドンのSOFOS Associatesの創設者でもあります。 Ramsden氏は、「自分で脳の構造を向上させられることは、エンパワリングです。その機能を発達させるためにできることはたくさんありますし、そうすることによって職場での生産性が大幅に改善できるでしょう」と語っていました。