アリアナ・グランデのパリ五輪ダイアリー
トム ブラウンが作る「よい魔女グリンダ」
よい魔女グリンダにインスパイアされたカスタムルックの制作を、今回グランデはトム ブラウンに依頼した。そして完成したのが、ウエストにリボンのディテールがあしらわれたピンクのダッチェスシルクサテンのドロップウエストドレスだ。それをスタイリストのミミ・カトレルは、お揃いのヘアリボン、白いシルクのオペラグローブと合わせた。「このルックは、フランスのファッションの歴史とパリのオートクチュールメゾンの文化へ捧げるオマージュです」とグランデは語る。「トム ブラウンのチームは本当に最高で、密接に連携して制作しました。世界中で愛されているオードリー・ヘプバーンと1950年代のクラシックなシルエットからインスピレーションを得ることで、永遠に色褪せることはないルックに仕上げることができました」 お気に入りのポイントを聞くと「選べません! どのディテールも全体のルックにとって、とても大切で外せないものなので」と返ってきた。「美しいピンクのダッチェスサテンの生地も、ドロップウエストも、リボンのディテールも、シューズも好き。ヘアメイクもすごく気に入りました。思い描いていたビジョンがとてもきれいにまとまって、いつもの最高のスタイリングとビューティーチームと仕事ができて、本当にラッキーでした」 『ウィキッド』の11月の公開に先立って、まだまだ多くのグリンダ風ルックを披露する予定だとほのめかすグランデ。「プレスツアーのルックは、とにかくうっとりするものばかりになるはずです」と言う。「ミミも私も、とてもワクワクしながらブレインストーミングしていて、(プレスツアー)が待ち切れなくて。オズの国にはインスピレーションになる要素が本当にいっぱいありますが、ピンクを使ったルックは当然、たくさん見られると思います! グリンダをがっかりさせません。シンシアも私も、できるだけその瞬間瞬間を噛み締めて、常に感謝の気持ちを持ち続けながら、この旅を楽しんでいきたいと思います。カフェインの力も借りながら、乗り切ります!」