アリアナ・グランデのパリ五輪ダイアリー
パリ2024オリンピックの開会式でひと極目立っていたアリアナ・グランデ。トム ブラウンのカスタムガウンを纏ったドレスアップの舞台裏を独占公開。 【全15枚】アリアナがホテルでブランケットに身を包みー開会式への準備に密着
オリンピックの開会式で徹底した“メソッドドレッシング”
パリ2024オリンピックの開会式は豪華なスターやアスリートが目白押しだったが、その中でもシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデは、かなり目立つ存在だった。今年11月公開予定の映画『ウィキッド』でエルファバとグリンダを演じる2人は、それぞれの役柄からインスパイアされた衣装で開会式に出席。グランデはトム ブラウンによるカスタムドレスを纏い、全身グリンダのイメージカラーであるペールピンクで統一したルックで登場した。 「昔からずっと、家で家族と一緒にオリンピックを観戦するのが大好きでした。一緒に大会を見て(選手たちの活躍を)追うのが好きなんです」と語るグランデは、オリンピックを生で見るのが長年の夢だったと語る。「女子の体操競技がとても楽しみで、観戦できるのがとてもうれしいです! 一生に一度の特別な体験ですね」。ちなみにセレモニーの翌日に感想を聞いたところ、一番好きだったパートは「もちろん、セリーヌ・ディオンと(レディー)ガガ」と答えた。「ドラァグアーティストが出演していたことにも、クィアな人たちを讃えていたことにも、とても感動しました!」 グランデがオリンピックに心躍らせているのと同様に、世界中のファンがジョン・M・チュウ監督の『ウィキッド』の来たる公開に胸をときめかせている。エリヴォとグランデはすでに何度か揃って公の場に姿を現していて、その都度、それぞれのキャラクターにちなんだグリーンとピンクを基調としたルックを披露している。そしてオリンピックの開会式でも、徹底した“メソッドドレッシング”を実践した。 「ただただ、感謝の気持ちでいっぱいです」と映画の制作についてグランデは語る。「私もシンシアも、すべてを出し切りました。なので、あとはもう一緒に息を凝らして、一歩さがったところから、みんなのもとに届くのを待つのみです。私たちのように、何年も前からこの作品を愛している人もいれば、まだその魅力を一切知らなくて、私たち2人を通して初めてこの美しい物語に触れる人もいるはずですから」 制作が始まって以来、エリヴォとは強い絆を築いてきたと言うグランデは「今は人生において、とても特別な瞬間です。それをシンシアと共有できることに、とても感謝しています」と話す。「素晴らしいパフォーマーであり相手役である以外にも、彼女の共演者としての一番好きなところは、どこまでも愛情深く、オープンで正直に接してくれるところですかね。彼女といると、自分もそうなれます。お互い何の見返りもなくサポートし合い、すべてを包み隠さず共有できたのが、撮影現場での毎日を楽しくしてくれたんだと思います。笑いあり涙ありで、お互い、そして今回幸運にも演じることになったキャラクターたちからも、一緒に多くのことを学びました」