扶養を外れて働きだし、収入が増えました!私も「お小遣い」を増やして自分のために使いたいと思っていますが、どのくらいまでならOKでしょうか?
お小遣いは収入の何%にするのが妥当か
お小遣い額は、家庭の状況によってまちまちです。出費のどこまでをお小遣いで賄うのかや、お昼ごはんが外食かどうかでも異なるでしょう。ちなみに設定金額は、収入の10%程度とするのが妥当とされています。世帯収入が月50万円であれば、5万円を夫婦が自由に使えるお小遣いとします。 またお小遣いは、次のことを参考に金額設定をするとよいでしょう。 ・金額や割合はしっかり相談して決める 夫婦で自由に使えるお金を5万円とした場合、夫婦で折半する・しないはあらかじめ2人で話し合って決めておき、どちらかが「不平等だ」ということがないようにしましょう。 ・お小遣いで払う範囲を決める 昼食が外食の場合、昼食代はお小遣いから出すのか、生活費の一部として別に設けるのかなどを決めましょう。ほかにも洋服代や医療費、美容費などもお小遣いから支払うのか否かを明確にしておくと、無理のないお小遣い額の設定ができます。
将来のために使うお金も検討しましょう
お小遣いの決まりをはっきりさせたうえで増額するのも、生活を豊かにするには大切です。しかし、収入が増えたのであれば、将来のためのお金を検討することをおすすめします。 お金の貯め方は貯金が一番シンプルな方法ですが、近年話題の「NISA(ニーサ)」や「iDeCo(イデコ)」などの投資運用も検討してはいかがでしょうか。 ■NISA NISAとは、少額投資のために2014年1月にスタートした「少額投資非課税制度」のことです。一般的な投資では、株式や投資信託などを売却して得た利益や配当には約20%の税金がかかります。しかし、NISA口座で投資した運用益は非課税になります。 ■iDeCo iDeCoは、国民年金基金連合会が運営する個人型確定拠出年金です。投資運用でお金を増やすという意味ではNISAと似ていますが、私的年金であるため基本的には60歳になるまで資産の引き出しはできません。しかし、掛金、運用益、給付の受取時に税制上の優遇措置が受けられます。
夫婦が納得できるお小遣い制度を
お小遣いは夫婦がお互いの生活を理解し、納得したうえで金額を設定することで、ストレスのない生活を送れるでしょう。 家計を見直す際には、現在必要なお金だけでなく、将来のために必要なお金についても話し合いましょう。 出典 株式会社 SBI 新生銀行 2024年 会社員のお小遣い調査 株式会社ビズヒッツ 妻のお小遣い額とその使い道についてのアンケート調査 金融庁 NISA特設ウェブサイト NISAを知る 国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト iDeCoってなに? iDeCoの特徴 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部